自動車保険は車上あらしで保険はでますか

車を所有している人にとって一番怖いことは事故に遭うことですが、事故に遭う確率は運転技術や自分の意識で多少なりとも変えることができます。しかし、車上あらしはそうはいきません。こちらがいくら気を付けていても、車上あらしはほんの少しの隙を狙ってきます。もし被害に遭ってしまった場合、自動車保険に加入していれば保険で補償されます。
但し大きな条件として、自動車保険の種類の一つである車両保険に加入していることが必要です。例えば、車上あらしでカーナビとゴルフバッグを盗まれたとします。この場合、カーナビは車に据え付けられているものであれば補償の対象になります。保険会社によっては、ポータブルのカーナビでも対象になることがあります。ゴルフバッグは基本的に対象になりませんが、身の回り品に関する特約をつけていれば、ゴルフバッグも対象に入ってきます。但しこれも保険会社によって条件が異なってきますので、実際に被害に遭うことを想定して、きちんと約款を確認しておくことが大切です。車両保険に加入していれば、車上あらしによる車両そのものへの被害にも対応することができます。鍵や窓ガラスを壊された場合、補償の対象になるということです。
ほとんどの保険会社の自動車保険には免責金額が設定されており、いくらまでの被害額は本人負担という線引きがありますが、免責金額以上の被害があれば、保険金がおりてきます。車上あらしで補償の対象にならないのは、車内の貴重品類の盗難です。現金やクレジットカードの盗難による被害、貴金属なども該当しません。こうした被害に遭った場合は、まず被害届を警察へ提出しましょう。自動車保険を利用するには、被害届の受理番号が必ず必要になってきます。車上あらしの被害で自動車保険を利用したとしても、普通の事故のように等級が下がったりすることは基本的になく、等級据え置きとなります。少しでも損害をカバーできるように出来るだけ加入しておきたいですね。