自動車保険の名義変更など諸手続き

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学生時代、お金がないにも関わらず車がどうしても欲しかった私は、友人に車を安くで売ってもらったことがあります。買って2年の車でしたが、車好きの友人は2年ごとに車を買い替える裕福な人でしたので格安で譲ってもらうことができたのでした。その時は本当にありがたく、浮いたお金で自動車保険にもきちんと加入することができました。さて、私のように友人知人から車を譲ってもらうという方もいることでしょう。そんな時は、名義変更の手続きが必要になります。車の譲渡証明書や譲渡者から譲受者への委任状、当事者の印鑑証明書、車検証など複数の書類が必要となってきますので段取り良く手続きの準備をしたいですね。
車の名義変更は運輸支局で行うことができます。ちなみに軽自動車の場合ですと、各都道府県にある軽自動車検査協会が担当になりますのでご注意ください。自動車保険の名義変更手続きについても確認しておきましょう。家族間でも他人から譲り受ける場合でも、車に関しての手続きが完了する前に任意保険への加入手続きを完了させておくといいでしょう。保険期間に空白ができてしまうのを防ぐためです。車検証や免許証があれば見積りはとれますので、こちらもあらかじめ準備しておきましょう。自動車保険の名義変更で気になるのはやはり等級の引き継ぎですが、友人や知人などの他人同士で名義変更を行う場合は、等級は引き継ぐことができません。
もちろん、中古車を購入した際にも名義変更の手続きが必要となります。現在はネットで中古車を探す方も多いでしょう。たとえばこの中古車サイトのプリウスのページで希望条件にあう車を見つけ、実際に現物を見て購入したとすると、名義変更の手続きは『購入もしくは納車してもらった日から15日以内』に届け出を出さなくてはなりません。(道路運輸車両法第13条)期限までに変更できるか分からないという場合は、手数料を払ってでも、中古車販売店に名義変更の代行をお願いした方が良いでしょう。
ただし、家族での名義変更なら、引き継ぐことができる可能性があります。夫婦ですと問題なくできますがもし離婚となると、離婚前に手続きが条件になってきますので注意が必要です。親子間、兄弟間でも同居している者同士でしたら基本的に引き継ぐことができます。このあたりの条件は保険会社によって異なってきますので、名義変更の手続きの際、保険会社に一緒に問い合わせてみるといいでしょう。名義変更の手続きが必要になったときは、早めに担当者や窓口に申請しておくことが大切です。