免許証の種類と自動車保険

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一般的に保険という商品は、リスクがあると判断される人に対して厳しい性質があります。自動車保険に限ったことではなく、医療保険などでも健康な人ほど保険料は安く済むものです。自動車保険の場合、持っている免許証の種類によって保険料が安くなる可能性があることをご存知でしょうか。最近はネット保険のコマーシャルなどで頻繁に目にしている人も多いかと思いますが、運転免許証がゴールド免許であれば保険料の割引が受けられる、と言うサービスを行っている保険会社が多数あります。
これは冒頭の通り、ゴールド免許の所有者は事故のリスクが低いと考えられているからです。保険料が安くなるなら、ぜひゴールド免許を持ちたいところですよね。しかし、簡単に手に入るものでもありません。まず運転免許証を初めて取得した時は、グリーンの免許からスタートになります。そこから2年ないし3年で更新がきますので、無事更新を終えるとブルーになります。ブルーの免許証になってから5年間無事故無違反でいることができると、次回の更新の際にゴールド免許を取得することができるというわけです。無事故無違反というのは、いわゆる交通規則上の点数の減点がない、ということを指します。
ゴールド免許だと保険料はどの程度安くなるのでしょうか。保険会社によって割引率や額は異なってきますが、8%~10%というところが多いようです。もし10%の割引を受けられるなら、等級と併せるとかなりの割引率になりますよね。また、ゴールド免許保持で且つ、年齢が26歳以上等、ある程度事故リスクの下がる年齢になると割引率が上がったり、家族が全員ゴールド免許だと一人よりもさらに割引がきいたり、という保険会社もあるようです。もし自動車保険の保険期間中にゴールド免許でなくなったとしても、保険料の割引は継続されます。免許証の種類で自動車保険の保険料が変わる、これはもはや一般常識になりつつあります。頑張って安全運転を心がけるようにしましょう。